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Fate/EXTRA Last Encore オリジナルドラマCD2 「狐の語るおはなし」
For the sake of anyone in the fandom who's interested in what's said in this CD and either has difficulty listening to it or wants to easily check my work, here's my transcription of the Japanese audio. I produced this purely for my own reference, so it is not prettily or consistently formatted. Nonetheless, I'm posting this in case it may be useful to someone.
Click here for the finished translation.
0:00
Track 1 第六階層・博士と闘士の異常な熱情
[Sounds of marching]
Rin: 進め! 進め!
High-Pitched Robot Army: 進め! 進め!
Rin: 全身せよ! 全身せよ!我らメカりん軍団は史上最強!
Army: 史上最強!
[Marching stops; sound of a small impact]
Rin: な、なにやつ?
Rani: なるほど。メカりん軍団とは考えましたね。ミス遠坂、あなたのせいの多コピーしたのなれば、それはもはやこうてつな赤い悪魔・・・いえ、こうてつな赤い悪魔軍団。ですが、こちらは負けてはいません。
[Sound of the ground being struck? Battle music begins.]
Army: ディプロイ! アウイ!(?)
Rin: えーい!ひるむな!我々は百体以上!対してあちらは強大だが一体きりよ!
Rani: 見なさい。[Magic sound] 重層型、格闘再来にえた、人馬一体バージョンの言おうを。(??)
Rin: えー?何とおっさいって? (from おっしゃる?)
Rani: これざアトラス院教員のメカニズム(Mechanical sounds)それでは、ごきげんよう。さようなら。(Magic sounds)
Rin: ミサイルっ?ミサイルでしょうそれ!? (Explosion sounds)うわー!(Crashing sounds)
Rani: 戦いはいつも空しい。 (Sounds of metal scraps jittering) ・・・む?メカりん軍団の破片は・・・集まって・・・
(Metallic power up sound)
Rin: 合・・・体・・・! (Metallic finisher sound)わはは!うわはははは!驚いたかしら、ラニ?(Two metal footstep sounds) マイクロマシーン型電脳体で構成された私たちは、一度破壊されても・・・ふふふ・・・
Rani: 合体した・・・?昇級大メカりん・・・驚きました!あなたも強大メカのびんがく(=品格?)及び有意性に気づいてなんて・・・
Rin: 行くわよー!(Powering up sound)エレガント・ビーム!(Beam sounds)
Rani: え・・・命中はしませんでしたが、今のビーム・・・どういう原理で・・・地平線が・・・大爆発?
Rin: ふふふふ・・・大人しく負けを認めなさい。
Rani: 仕方ありません。
Rin: あら、素直。
Rani: こちらも奥の手を出すほかにありません。(Thud)アトラス・パーティー!(Sound of many things firing)
Rin: あの・・・えと・・・体内にいっぱい詰まってるそれ何?
Rani: かくがんと搭載式マイクロミサイル二百発ですが何か
Rin: バカじゃないの、あなた
Rani: 爆発するビームなんて非科学的なものを打つあなたに言われる筋合いはありません。
Rin: あれは、幻想魔術の応用で・・・ (Sound of ignition) ああ・・・! (Explosion sound)
[Battle music concludes]
[Digital whirring sounds]
Computer: 第二百三機 戦闘実験 五千四百五十六回目が終了しました。 [Digital jingle] 実験を継続しますか?
[A pause, as Rin thinks]
Rin: フロアーの損傷が激しいから、二十めてれ(=メートル ?)以上は今後禁止。
Rani: 資源枯渇の危険性がありますので、百たい以上の生産は禁止。
Rin: マイクロミサイル二百連発も禁止。
Rani: 妙なビームも禁止で。
Rin: そうね。
Rani: はい。
Computer: 実験を、継続しますか。
[pause]
Rin: 止めようか。
Rani: そうですね。
4:06
Track 2 寂れた門/1
[The sound of a campfire crackling]
Tamamo: ・・・と、六層はこんな感じでーす。
[Trickster music begins]
Tamamo: 例えのなら、戦争のバーゲンセール、増せに、人類のしゅくずでございましょう。手をかえしな、回戦に散ってじゃあるまいし、よくもまあ、飽きもせず。ああ、いいえ、そろそろ飽きることと思うですけど。あの二人、負けず嫌いですが、ものばかり[=がたり?]はいいほうなーのーで。
Tamamo: およ?とんちきな話は結構?頭が痛い?それでは、七層は如何です?
Tamamo: ええ、第七階層。聖杯戦争に身を投じたマスターたちを阻む最後の壁。なんぴとたりともそこから酒は上がれない。最高のマスターと最強のサーベント、難攻不落、絶対無敵な第七層。そのしん姿、教えてあげまーす。
[Trickster music ends]
Tamamo: 永遠に訪れることのない夜、落ちることのない落葉。しんざん・ゆうこく・ふこう・めいびないただきには、一人に岸がおりまして。
5:22
Track 3 第七階層・光の剣を持つ男
[Sound of distant footsteps]
[Reflective music begins]
Tamamo: え~え、そこにいるのは、ただ一人きり。白銀の鎧に身を包んだ、といっても、すでにその鎧はボロボロのマントルに追われています。その風貌、正に隠者。毎日毎日、坂道を登っていくのでっす。こちらもまー、飽きもせず。
[Armored footsteps fade back in and continue as Gawain talks]
Gawain: ふー・・・今朝もよく空気が澄み渡っている。 不思議なものですね、セラフは。電脳空間だというのに、なくてもよい様相とりいでている(=取り出でている https://www.weblio.jp/content/%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%A7)。たいきがあり、つちがあり、水がある。そして・・・草花細胞。水路他人事も考えましたが、私は武侠の男ですので、こうして毎朝、桶に水を汲んで薄暮程度に留めて置くのがよいでしょう。
[The sound of a vessel being dipped into water]
Gawain: さあ、我が王の眠るはかを飾るのごとくしげった、健気な草花たちを。(Footsteps)水をあげましょう。
[Watering sounds]
Gawain: 天候のプログラムは、七層に雨をもたらしませんからね。(Rippling chime sound)朝露浴びて輝くあなたたちは美しい。きっと、レオも同じことを言うでしょう。(Chime)ジョセフィーヌ。あなたの白い花弁は、まるで最高のドレスのような。(Chime, and a drop of water)マリア、あなたの情熱なお香みる度に、私の心は揺る重く。(Chime, and a drop of water)はは、いけないなーに、二人と君は違ったみをこもってる。いつも言ってるでしょう。あなたたちは、ただそこにあるだけで美しい。他と比べる必要はないのだと。(Whispered:)キラ!(Sparkling chime sound)
Tamamo: (VERY loudly) はーい、来ました!ローヤルガーデニングの綺麗な風景なまま終わると思いましーた?残念・でした!これが現実、これが正体。彼の高潔のセイバーさん、毎日ガーデニングを続けた結果、こんな感じになってしまったのでーす。
Tamamo: 空しい?寂しい?何の。まだまだかるいジャブでございまーす。では、おへそにたんを込めて、記録閲を、続きをどーぞ。
[Reflective music ends]
Gawain: ・・・ん?(bucket is set down)どうしましたか、ベス。元気がない・・・いつものあなたは朝日お浴びで、堂々と胸を張り、水からの美しさ誇っているはずなのに・・・そんなにもしょうげって。(light water sounds)水は足りているはず。土まだしんでいない。であれば・・・(light mechanical sound)日の光足りないですね。(footsteps)であれば・・・私の出番に他ならない。さ・・・ベス・・・顔をあげて・・・太陽は、ここに。
[Clicking sound, magic sound]
Gawain: (echoing:) エクスカリバー・ガラティーン。
[Magic sounds continue]
Gawain: それでこそあなたです、ベス。見事に咲き起りましたね。素晴らしい。例えセラフに真の太陽がなくとも、あなたたちが電子的なデータに過ぎないのだとしても・・・朝露に舞う花の輝きを、私は守ってみせましょう。なぜなら・・・私はセイバー。いえ、こんな瞬間に限っては・・・あなたたちのための・・・「ガーデンナー」なのですから。
9:54
Track 4 寂れた門/2
Tamamo: 七層はそんな感じで~すね。
[Trickster music begins]
Tamamo: 剣を預けるしくんだ不在だと、思いのほか、家庭的なしんしになっていた・・・みたいな。
Tamamo: ・・・しんしとそういうものではなく?そこはそれ、大目に見て差し上げたく。人の心は逞しいもの。やることがなくなると、日常の中にさらなる意味を見出すのです。がワインさんはあれでいいと思いますよ、わたくし。いたずらにガラティーンをぶんままさないだけ知性がある・・・というものです。わたくしが君なるのは、いざマスターが目覚めた時の返答でしょうか。元はと言えば、何のために始めたガーデニングだったのか。その当たり、深く考えると悲しいので、このへんで。
Tamamo: ・・・もっと落ち着いた話はないのか、ですか?それでは、五層のお話如何でしょう。ええ、第五階層。山の雨が降り続けそう。こわいえた町、壊れた黄壌。もう誰もいない。何も生み出さない。狂ったサーベントと、狂ったマスターがはいかいする恐怖の層。その真の姿、教えてあげまーす。
[Trickster music ends]
Tamamo: そこでは、営々、本当に雨がいつも降っていて。
11:36
Track 5 第五階層・Infernal Rain
[Intense music begins]
[Through the rain, steady footsteps can be heard, as well as a man's grunts of exertion.]
Julius: ・・・なるほど。雨か。
Tamamo: (Very Loudly:) はいジミー!安堵定年!
Tamamo: 雨の中、傘も差さず歩く、フリーダムなおとっぽ。真っ黒なそこそこイケメン。魂はわたくし好みじゃないですけど。顔形はそこそこ、というか、なかなか。でもまあ、話しませんからねー。
Tamamo: ジーミー!バーサーカーさんもすぐ近くにいるはずですけど、姿は見えませんしね。知ってます?あちらごうそうのバーサーカーさん。本当はアサシンだったんですって。姿が見えないのは、圏境とかいう、インチキ臭いスキルだそうで、なんですかね、ぶげ(=武気?)を極めたら、宇宙の気と一体となってた~とか。そういう達人に心当たりは何人かいますーけーど。まあ、ともあれ。見えないので。
Tamamo: このままだと、暗いイケメンが歩いてるだけになっちゃうので。ここは一つ、未墾と!呪術による送受信など致しましょう~?具体的にいうと、見えないバーサーカーさんにピーピーとわたくしの意識を送りまして、一時的にバーサーカーさんの理性をほしゅうし、マスターとたいわしてもらう!・・・という趣旨でございます。
Tamamo: 在りし日の会話となりますか、おんしゅうのどくしょうとなりますか。そこは、みんなさまの日頃の行い次第ということって。それでは・・・はらったまあ、きおったまあ!
[Intense music ends]
[Sound of thunder]
13:59
Shuwen: むごー!
Julius: むごう、だと?何もとだ?
Shuwen: ふん!大事だ。なんとしたことか。今大宇宙の気がわしの脳天をつらぬきおった。目が覚める重い。いや、夢から覚める重いというべきか。驚くほど頭がさいているぞ、ユリウス。(laughs) いや、愉快愉快。 生者とはこれほど明晰な思考を持つ生き物だったとはな。さながらアサシンに戻った心持ちよ。今はきさまの姿もよーく見える。
Julius: アサシンに戻っただと。いや、それは・・・
Shuwen: けけ!みなまでいうな。きさまから見れば私の体はガラクタ同然。もう萎縮をみるきさまの顔も、(muffled laugh)まあ、ひどいものだ。われらは共に死人だ。夢から覚めようなそれは変わらぬ。だがこのような間違いはこのさきあるまい。どうだ?ひとつ思い出話では?この近くに酒場はあるか。
Julius: あるものか。見ての通り、ずぶ濡れのはいきょうの町だ。
Shuwen: ふん!難儀なことよ。セラフはなぜこのような有様になった。わしには事情がまるでつかねー。説明できるか、ユリウス?
15:30
[Epic tragic music begins]
Julius: 聖杯戦争が終わっただけだ。れいをやぶったマスターが惨めに敗北した結果だ。すべて・・・すべてはもう、終わったことだ。
Shuwen: ほー・・・我らを破ったあのマスターとサーベントが熾天の檻にたどり着いたのか。けけ!それは愉快気はまる。さぞ波乱と挫折、賦風と浪漫に道で戦いであったろう。連中の六回戦、七回戦を見られなかったのが雄々しいほどだ。きさまはどうだ、ユリウス?わし以上に入れ込んでいたであろうに。
Julius: 俺にあるのは・・・怒りだけだ。れいを倒しておきながら・・・無様にも敗北した。れいを倒したというのに・・・力を呼ばず殺された。そんな未熟な女に・・・決戦の場を奪われた!そんな無謀な女を・・・熾天の檻むかわせた。(a few wet footsteps)失望で・・・眼球が焼け落ちそうだ。俺は・・・こんな結果になるのなら・・・生かせるべきではなかったなのだ。(thunder)そうだ。それまで俺は死なない。(footsteps)死にになろうととどまり続ける。やつをもう一度殺す。何度でも殺す。(footsteps)このフロアを見ろ!(rustling of cloth)これがやつの勝利がもたらした結末だ。その責任を取らせてやる。俺はもう二度と・・・このフロアから誰もさきに進ません(=進ませない)。
Shuwen: そうか。そういう事情であったか。であれば・・・わしも楽になれんか。死にに鞭を打つというよくいったものの。(Electric sounds, and a grunt 17:45)いかねー。思考が乱れ始めた。わしはここまで(い?)たんだ、失しは平気か。一人ではごもうてぬ(=五も撃てない?)だろうに、どうだ。ここでわしに殺されて置くか。
Julius: 不要だ。このまま消去失し目・・・彷徨い続けたとして・・・おれの人生は、始めから悪い夢のようなものだった。何であれ・・・すぐに忘れるさ。
Shuwen: バカをいえ!きさまが怒りを忘れるたまか!それができないからごそ、こうして苦しみ続けているだろうに。まあ、よい。では先にゆくぞ、マスター。(laughs)いやいや、今生の別れだというのに、実にはなのない語りであった。(electric sounds)
Julius: そちらこそバカをいえ。俺たちは殺し屋どうした。はなのある話など・・・
[Rolling thunder; Growling sounds]
Julius: そうか・・・楽になれるさいもの機会を、俺との無駄話に使ったのか。さらばだ・・・アサシン。実際、義理人情にあつい男だったよ、お前は。
[Epic tragic music ends]
19:28
Track 6 寂れた門/3
Tamamo: ・・・とまあ、五層はこんな感じでした。実は、今のお話はずいぶん前のものですけどね。えっと、聖杯戦争が終わってから、百年ほどだった時のお話、でしたか。
[The campfire crackles.]
Tamamo: 暗くなってしまいましたね。別のお話をしましょうか。
[Trickster music begins]
Tamamo: ここは心気移転して、ハッピ~なお話を!ムーンマイルラダーとか、如何です?
Tamamo: ううん~、ムーン・マイル・ラダー。「マイル」のも何も壊れてしまったものだから、二体様な気の思もった「ラダー」が発生するんでっす。回復効果があるお風呂とか、サービス・マウンテンのあれんですよ。ご存知ないなら教えて差し上げまーす。
Tamamo: まあ、何のことはない?ちょっと広いぐらいのお風呂なんですけども?
20:31
Track 7 ムーンマイルラダー・ローマの浴日
[A clatter echoes. A little splash.]
Nero: (sighs deeply)
[Cheerful music begins.]
Nero: いや、ありテルマエはよーい。まるで身も心も生き返るかのよではないか・・・奏者もそう思うであろう?
M!Hakuno: うん。
Nero: どうした、奏者?心ここに有らずな顔して! (a splash)
M!Hakuno: セイバー。急に立ち上がると。
Nero: 世の煌めく玉体が視界に入るな!それが何かっ?
M!Hakuno: ・・・うん・・・(a clatter echoes)まただ。またおの音だ。
Nero: うむ・・・はあ・・・そういえば、意味なれの音よな。何の音だ?始めて耳にしたが、似合うにしっくりというか、テルマエに馴染もというか・・・
M!Hakuno: 銭湯でよく聞くこと。
Nero: せんとう?
M!Hakuno: 日本のテルマエ・・・かな。そんな風なものだった気がする。
Nero: 極東はな島国か。うむ!そういえば、そなたの名は。響きからすれば、正しく極東のものであるな。
M!Hakuno: そうなのか。
Nero: うむ!そうなのだ!
M!Hakuno: すごいな。詳しいんだな、セイバーは。
Nero: 詳しいというか何というか、そもそもよの以前のマスっ・・・(sudden watery sound)
M!Hakuno: ん?
[The sounds of watery bubbles as Nero mumbles underwater. She resurfaces:]
Nero: な、なんでもないぞ・・・
[She returns to bubbling underwater]
Tamamo: あらあらなんともいじらしい?あの皇帝陛下、女可愛らしい顔したりするんですね?
Tamamo: あれですか?前のマスターの記憶があるんだがないんだが「ふわ!」としてた頃の話です、これ。
Tamamo: ふーん・・・いつまでもイチャイチャさせてるのもなんですし。こういうのはどうでしょう?
Rin: あら、何しているの、セイバー?
Nero: (with a loud splash) リ、リンか!?な、なんだ!?いるならいるといわのか!
Rin: へー、珍しいこともあるのね。いつもはあなたが迫って、ハクノくんがどちらかというとトマト感じだった気がするけど。今は、逆・・・なの?
M!Hakuno: 遠坂も回復か。
Rin: そうだけど・・・あ、あのね、あなた!女の子のはだかを前にして、あまり堂々としすぎるのは・・・
[The sound of wet footsteps]
Rani: はだかに、何か問題が?
Rin: あら。
M!Hakuno: 君は・・・
Nero: (with a splash) ラニっ!?二層で命落としたはずでは!?
Rani: ああ、それは・・・
[A clatter echoes. Cheerful music ends.]
Rani: ・・・気のせいです。
Nero: (with a splash) 気のせいじゃあったか!?気のせいで済めませみもどうかとおもうんか!まあ~無事で何よりである!しかし、傷煽ってよな。(splash)ならばテルマエだ!この世には、回復公館もある!
Rani: はい。では、遠慮なく。
[Gentle water sounds]
Rin: あなたとお風呂に入るなんてね。 (Gentle water sounds) あ・・・わ・・・!気持ちいい!
Rani: はい。これは心身共にあたたまってしまうと言わざるを得ません。いわゆる・・・ビバノンですね。<*https://www.nicovideo.jp/watch/sm10429834>
Rin: (Gentle water sounds) ふ、古いはね、いきなり。
Nero: (Gentle water sounds) なんだなんだ?何の話をしている?
[Gentle water sounds. Marching music starts.]
Nero: バビロン?・・・バビロンと申したか!?
Rin: お湯に入った時の・・・極東の・・・ん・・・なんていうのかしらね?うた?
Nero: ("Aye, I see" humming sound)
Rani: あっ
Rin: ど、どうしたのよ!?
Rani: 眼鏡が・・・曇って。何も見えません。
Rin: ・・・っ・・・っは・・・ちょ、ちょっと!笑わせないでよね、ラニ!
Rani: 眼鏡、眼鏡
[Rin giggles]
[A clatter echoes. Water sounds, and M!Hakuno grunts]
F!Hakuno: ふー。なんだか騒がしいのね。お風呂ぐらいゆっくり入らせてほしいものだわ。そうじゃない?
M!Hakuno: どうかな。
[Water sounds. The music shifts to a more pensive note.]
M!Hakuno: ・・・っていうか、きみ・・・だれだ?いや、どこかであった・・・あったことがある・・・よな?
F!Hakuno: (laughs) ナンパにしては古い手だね?
Rani: 眼鏡の視界復帰。(mechanical clicking sound)おや?岸波ハクノの隣でお湯に使っているあの女性は・・・
Nero: ん・・・?
[Slight water sounds. The music shifts back to its original march-like tune.]
Nero: え・・・えっ?(with a splash)あれって・・・白野ではないか!
M!Hakuno: セイバー?
Nero: えと、ちがう!カタカナのほうのハクノではなくて、漢字のほうの白野!
F!Hakuno: ん?セイバー久しぶり!
Nero: なーんだ!ムーンマイルラッダー、もしや、真の聖杯は、熾天の檻ではなく、ここにあったというのか!?(EXTREME SPLASHING)
Rin: 嘘でしょう!?
Rani: おおみるがいです。
F!Hakuno: みんな暴れない。お風呂はゆっくり楽しみましょう?
[A clatter echoes. Marching music ends.]
25:54
Track 8 電脳羅生門
Tamamo: とまあ、そんな感じで。時間潰し程度にはなりまして?
F!Hakuno: うん。なんだかよくわからないけど・・・どれも楽しそうな話ね。最後の話なんて、私まで出てきたし。
Tamamo: 与太話ですよ。こんなお話ありはしません。時系列だって事象だってめちゃくちゃですし。
F!Hakuno: 時系列?
Tamamo: (giggles "yes")
[Both of them stand.]
Tamamo: ここ、第四階層は、門の層。いわぱ(=いわば)、電脳羅生門。(footstep)口って言おうと門は門。時に閉ざされ、人の合い生みを止めようと。いずれ開かれてしまうもの。
[The sound of wood creaking. F!Hakuno grunts.]
[The sound of wind fades in. Grand music begins.]
F!Hakuno: 扉が・・・開く。
[Echoing pounding sound]
Tamamo: お行きなさい、か(=価?)がいい人。魂の輝く人。わたくしはあなたを止められはしません。だってもう、あなたは進むと決めている。五層にはまだ雨は降っていないし、六層は永遠無限の殺し合いを初めていないし、七層はマスターは眠っていない。(footsteps) あなたを待ち受けるのは、正真正銘、壊れる前のマスターとサーベント。揃いも揃った強敵ばかり。それでも・・・あなたはいってしまう。
F!Hakuno: うん。 (footsteps) ゆっくりさせてくれてありがとう、カスター。セイバーを待たせているから、もう行くね。
Tamamo: ええ。
[Footsteps]
Tamamo: いってらっしゃいまし、白野さま。
F!Hakuno: ん?
Tamamo: いいえ、なんでも。どうかお気を付けて、旅のお方。
[Grand music draws to a close, leaving only the sound of wind.]
[The sound of wind fades. The faint crackling of a campfire can be heard.]
Tamamo: 誰もいなくなってしまいましたね。独りぼっちは寂しい言ったら。さてさて、また・・・ここに旅人が通りかかるのは、一体いつになることやら?
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0:00
Track 1 第六階層・博士と闘士の異常な熱情
[Sounds of marching]
Rin: 進め! 進め!
High-Pitched Robot Army: 進め! 進め!
Rin: 全身せよ! 全身せよ!我らメカりん軍団は史上最強!
Army: 史上最強!
[Marching stops; sound of a small impact]
Rin: な、なにやつ?
Rani: なるほど。メカりん軍団とは考えましたね。ミス遠坂、あなたのせいの多コピーしたのなれば、それはもはやこうてつな赤い悪魔・・・いえ、こうてつな赤い悪魔軍団。ですが、こちらは負けてはいません。
[Sound of the ground being struck? Battle music begins.]
Army: ディプロイ! アウイ!(?)
Rin: えーい!ひるむな!我々は百体以上!対してあちらは強大だが一体きりよ!
Rani: 見なさい。[Magic sound] 重層型、格闘再来にえた、人馬一体バージョンの言おうを。(??)
Rin: えー?何とおっさいって? (from おっしゃる?)
Rani: これざアトラス院教員のメカニズム(Mechanical sounds)それでは、ごきげんよう。さようなら。(Magic sounds)
Rin: ミサイルっ?ミサイルでしょうそれ!? (Explosion sounds)うわー!(Crashing sounds)
Rani: 戦いはいつも空しい。 (Sounds of metal scraps jittering) ・・・む?メカりん軍団の破片は・・・集まって・・・
(Metallic power up sound)
Rin: 合・・・体・・・! (Metallic finisher sound)わはは!うわはははは!驚いたかしら、ラニ?(Two metal footstep sounds) マイクロマシーン型電脳体で構成された私たちは、一度破壊されても・・・ふふふ・・・
Rani: 合体した・・・?昇級大メカりん・・・驚きました!あなたも強大メカのびんがく(=品格?)及び有意性に気づいてなんて・・・
Rin: 行くわよー!(Powering up sound)エレガント・ビーム!(Beam sounds)
Rani: え・・・命中はしませんでしたが、今のビーム・・・どういう原理で・・・地平線が・・・大爆発?
Rin: ふふふふ・・・大人しく負けを認めなさい。
Rani: 仕方ありません。
Rin: あら、素直。
Rani: こちらも奥の手を出すほかにありません。(Thud)アトラス・パーティー!(Sound of many things firing)
Rin: あの・・・えと・・・体内にいっぱい詰まってるそれ何?
Rani: かくがんと搭載式マイクロミサイル二百発ですが何か
Rin: バカじゃないの、あなた
Rani: 爆発するビームなんて非科学的なものを打つあなたに言われる筋合いはありません。
Rin: あれは、幻想魔術の応用で・・・ (Sound of ignition) ああ・・・! (Explosion sound)
[Battle music concludes]
[Digital whirring sounds]
Computer: 第二百三機 戦闘実験 五千四百五十六回目が終了しました。 [Digital jingle] 実験を継続しますか?
[A pause, as Rin thinks]
Rin: フロアーの損傷が激しいから、二十めてれ(=メートル ?)以上は今後禁止。
Rani: 資源枯渇の危険性がありますので、百たい以上の生産は禁止。
Rin: マイクロミサイル二百連発も禁止。
Rani: 妙なビームも禁止で。
Rin: そうね。
Rani: はい。
Computer: 実験を、継続しますか。
[pause]
Rin: 止めようか。
Rani: そうですね。
4:06
Track 2 寂れた門/1
[The sound of a campfire crackling]
Tamamo: ・・・と、六層はこんな感じでーす。
[Trickster music begins]
Tamamo: 例えのなら、戦争のバーゲンセール、増せに、人類のしゅくずでございましょう。手をかえしな、回戦に散ってじゃあるまいし、よくもまあ、飽きもせず。ああ、いいえ、そろそろ飽きることと思うですけど。あの二人、負けず嫌いですが、ものばかり[=がたり?]はいいほうなーのーで。
Tamamo: およ?とんちきな話は結構?頭が痛い?それでは、七層は如何です?
Tamamo: ええ、第七階層。聖杯戦争に身を投じたマスターたちを阻む最後の壁。なんぴとたりともそこから酒は上がれない。最高のマスターと最強のサーベント、難攻不落、絶対無敵な第七層。そのしん姿、教えてあげまーす。
[Trickster music ends]
Tamamo: 永遠に訪れることのない夜、落ちることのない落葉。しんざん・ゆうこく・ふこう・めいびないただきには、一人に岸がおりまして。
5:22
Track 3 第七階層・光の剣を持つ男
[Sound of distant footsteps]
[Reflective music begins]
Tamamo: え~え、そこにいるのは、ただ一人きり。白銀の鎧に身を包んだ、といっても、すでにその鎧はボロボロのマントルに追われています。その風貌、正に隠者。毎日毎日、坂道を登っていくのでっす。こちらもまー、飽きもせず。
[Armored footsteps fade back in and continue as Gawain talks]
Gawain: ふー・・・今朝もよく空気が澄み渡っている。 不思議なものですね、セラフは。電脳空間だというのに、なくてもよい様相とりいでている(=取り出でている https://www.weblio.jp/content/%E5%8F%96%E3%82%8A%E5%87%BA%E3%81%A7)。たいきがあり、つちがあり、水がある。そして・・・草花細胞。水路他人事も考えましたが、私は武侠の男ですので、こうして毎朝、桶に水を汲んで薄暮程度に留めて置くのがよいでしょう。
[The sound of a vessel being dipped into water]
Gawain: さあ、我が王の眠るはかを飾るのごとくしげった、健気な草花たちを。(Footsteps)水をあげましょう。
[Watering sounds]
Gawain: 天候のプログラムは、七層に雨をもたらしませんからね。(Rippling chime sound)朝露浴びて輝くあなたたちは美しい。きっと、レオも同じことを言うでしょう。(Chime)ジョセフィーヌ。あなたの白い花弁は、まるで最高のドレスのような。(Chime, and a drop of water)マリア、あなたの情熱なお香みる度に、私の心は揺る重く。(Chime, and a drop of water)はは、いけないなーに、二人と君は違ったみをこもってる。いつも言ってるでしょう。あなたたちは、ただそこにあるだけで美しい。他と比べる必要はないのだと。(Whispered:)キラ!(Sparkling chime sound)
Tamamo: (VERY loudly) はーい、来ました!ローヤルガーデニングの綺麗な風景なまま終わると思いましーた?残念・でした!これが現実、これが正体。彼の高潔のセイバーさん、毎日ガーデニングを続けた結果、こんな感じになってしまったのでーす。
Tamamo: 空しい?寂しい?何の。まだまだかるいジャブでございまーす。では、おへそにたんを込めて、記録閲を、続きをどーぞ。
[Reflective music ends]
Gawain: ・・・ん?(bucket is set down)どうしましたか、ベス。元気がない・・・いつものあなたは朝日お浴びで、堂々と胸を張り、水からの美しさ誇っているはずなのに・・・そんなにもしょうげって。(light water sounds)水は足りているはず。土まだしんでいない。であれば・・・(light mechanical sound)日の光足りないですね。(footsteps)であれば・・・私の出番に他ならない。さ・・・ベス・・・顔をあげて・・・太陽は、ここに。
[Clicking sound, magic sound]
Gawain: (echoing:) エクスカリバー・ガラティーン。
[Magic sounds continue]
Gawain: それでこそあなたです、ベス。見事に咲き起りましたね。素晴らしい。例えセラフに真の太陽がなくとも、あなたたちが電子的なデータに過ぎないのだとしても・・・朝露に舞う花の輝きを、私は守ってみせましょう。なぜなら・・・私はセイバー。いえ、こんな瞬間に限っては・・・あなたたちのための・・・「ガーデンナー」なのですから。
9:54
Track 4 寂れた門/2
Tamamo: 七層はそんな感じで~すね。
[Trickster music begins]
Tamamo: 剣を預けるしくんだ不在だと、思いのほか、家庭的なしんしになっていた・・・みたいな。
Tamamo: ・・・しんしとそういうものではなく?そこはそれ、大目に見て差し上げたく。人の心は逞しいもの。やることがなくなると、日常の中にさらなる意味を見出すのです。がワインさんはあれでいいと思いますよ、わたくし。いたずらにガラティーンをぶんままさないだけ知性がある・・・というものです。わたくしが君なるのは、いざマスターが目覚めた時の返答でしょうか。元はと言えば、何のために始めたガーデニングだったのか。その当たり、深く考えると悲しいので、このへんで。
Tamamo: ・・・もっと落ち着いた話はないのか、ですか?それでは、五層のお話如何でしょう。ええ、第五階層。山の雨が降り続けそう。こわいえた町、壊れた黄壌。もう誰もいない。何も生み出さない。狂ったサーベントと、狂ったマスターがはいかいする恐怖の層。その真の姿、教えてあげまーす。
[Trickster music ends]
Tamamo: そこでは、営々、本当に雨がいつも降っていて。
11:36
Track 5 第五階層・Infernal Rain
[Intense music begins]
[Through the rain, steady footsteps can be heard, as well as a man's grunts of exertion.]
Julius: ・・・なるほど。雨か。
Tamamo: (Very Loudly:) はいジミー!安堵定年!
Tamamo: 雨の中、傘も差さず歩く、フリーダムなおとっぽ。真っ黒なそこそこイケメン。魂はわたくし好みじゃないですけど。顔形はそこそこ、というか、なかなか。でもまあ、話しませんからねー。
Tamamo: ジーミー!バーサーカーさんもすぐ近くにいるはずですけど、姿は見えませんしね。知ってます?あちらごうそうのバーサーカーさん。本当はアサシンだったんですって。姿が見えないのは、圏境とかいう、インチキ臭いスキルだそうで、なんですかね、ぶげ(=武気?)を極めたら、宇宙の気と一体となってた~とか。そういう達人に心当たりは何人かいますーけーど。まあ、ともあれ。見えないので。
Tamamo: このままだと、暗いイケメンが歩いてるだけになっちゃうので。ここは一つ、未墾と!呪術による送受信など致しましょう~?具体的にいうと、見えないバーサーカーさんにピーピーとわたくしの意識を送りまして、一時的にバーサーカーさんの理性をほしゅうし、マスターとたいわしてもらう!・・・という趣旨でございます。
Tamamo: 在りし日の会話となりますか、おんしゅうのどくしょうとなりますか。そこは、みんなさまの日頃の行い次第ということって。それでは・・・はらったまあ、きおったまあ!
[Intense music ends]
[Sound of thunder]
13:59
Shuwen: むごー!
Julius: むごう、だと?何もとだ?
Shuwen: ふん!大事だ。なんとしたことか。今大宇宙の気がわしの脳天をつらぬきおった。目が覚める重い。いや、夢から覚める重いというべきか。驚くほど頭がさいているぞ、ユリウス。(laughs) いや、愉快愉快。 生者とはこれほど明晰な思考を持つ生き物だったとはな。さながらアサシンに戻った心持ちよ。今はきさまの姿もよーく見える。
Julius: アサシンに戻っただと。いや、それは・・・
Shuwen: けけ!みなまでいうな。きさまから見れば私の体はガラクタ同然。もう萎縮をみるきさまの顔も、(muffled laugh)まあ、ひどいものだ。われらは共に死人だ。夢から覚めようなそれは変わらぬ。だがこのような間違いはこのさきあるまい。どうだ?ひとつ思い出話では?この近くに酒場はあるか。
Julius: あるものか。見ての通り、ずぶ濡れのはいきょうの町だ。
Shuwen: ふん!難儀なことよ。セラフはなぜこのような有様になった。わしには事情がまるでつかねー。説明できるか、ユリウス?
15:30
[Epic tragic music begins]
Julius: 聖杯戦争が終わっただけだ。れいをやぶったマスターが惨めに敗北した結果だ。すべて・・・すべてはもう、終わったことだ。
Shuwen: ほー・・・我らを破ったあのマスターとサーベントが熾天の檻にたどり着いたのか。けけ!それは愉快気はまる。さぞ波乱と挫折、賦風と浪漫に道で戦いであったろう。連中の六回戦、七回戦を見られなかったのが雄々しいほどだ。きさまはどうだ、ユリウス?わし以上に入れ込んでいたであろうに。
Julius: 俺にあるのは・・・怒りだけだ。れいを倒しておきながら・・・無様にも敗北した。れいを倒したというのに・・・力を呼ばず殺された。そんな未熟な女に・・・決戦の場を奪われた!そんな無謀な女を・・・熾天の檻むかわせた。(a few wet footsteps)失望で・・・眼球が焼け落ちそうだ。俺は・・・こんな結果になるのなら・・・生かせるべきではなかったなのだ。(thunder)そうだ。それまで俺は死なない。(footsteps)死にになろうととどまり続ける。やつをもう一度殺す。何度でも殺す。(footsteps)このフロアを見ろ!(rustling of cloth)これがやつの勝利がもたらした結末だ。その責任を取らせてやる。俺はもう二度と・・・このフロアから誰もさきに進ません(=進ませない)。
Shuwen: そうか。そういう事情であったか。であれば・・・わしも楽になれんか。死にに鞭を打つというよくいったものの。(Electric sounds, and a grunt 17:45)いかねー。思考が乱れ始めた。わしはここまで(い?)たんだ、失しは平気か。一人ではごもうてぬ(=五も撃てない?)だろうに、どうだ。ここでわしに殺されて置くか。
Julius: 不要だ。このまま消去失し目・・・彷徨い続けたとして・・・おれの人生は、始めから悪い夢のようなものだった。何であれ・・・すぐに忘れるさ。
Shuwen: バカをいえ!きさまが怒りを忘れるたまか!それができないからごそ、こうして苦しみ続けているだろうに。まあ、よい。では先にゆくぞ、マスター。(laughs)いやいや、今生の別れだというのに、実にはなのない語りであった。(electric sounds)
Julius: そちらこそバカをいえ。俺たちは殺し屋どうした。はなのある話など・・・
[Rolling thunder; Growling sounds]
Julius: そうか・・・楽になれるさいもの機会を、俺との無駄話に使ったのか。さらばだ・・・アサシン。実際、義理人情にあつい男だったよ、お前は。
[Epic tragic music ends]
19:28
Track 6 寂れた門/3
Tamamo: ・・・とまあ、五層はこんな感じでした。実は、今のお話はずいぶん前のものですけどね。えっと、聖杯戦争が終わってから、百年ほどだった時のお話、でしたか。
[The campfire crackles.]
Tamamo: 暗くなってしまいましたね。別のお話をしましょうか。
[Trickster music begins]
Tamamo: ここは心気移転して、ハッピ~なお話を!ムーンマイルラダーとか、如何です?
Tamamo: ううん~、ムーン・マイル・ラダー。「マイル」のも何も壊れてしまったものだから、二体様な気の思もった「ラダー」が発生するんでっす。回復効果があるお風呂とか、サービス・マウンテンのあれんですよ。ご存知ないなら教えて差し上げまーす。
Tamamo: まあ、何のことはない?ちょっと広いぐらいのお風呂なんですけども?
20:31
Track 7 ムーンマイルラダー・ローマの浴日
[A clatter echoes. A little splash.]
Nero: (sighs deeply)
[Cheerful music begins.]
Nero: いや、ありテルマエはよーい。まるで身も心も生き返るかのよではないか・・・奏者もそう思うであろう?
M!Hakuno: うん。
Nero: どうした、奏者?心ここに有らずな顔して! (a splash)
M!Hakuno: セイバー。急に立ち上がると。
Nero: 世の煌めく玉体が視界に入るな!それが何かっ?
M!Hakuno: ・・・うん・・・(a clatter echoes)まただ。またおの音だ。
Nero: うむ・・・はあ・・・そういえば、意味なれの音よな。何の音だ?始めて耳にしたが、似合うにしっくりというか、テルマエに馴染もというか・・・
M!Hakuno: 銭湯でよく聞くこと。
Nero: せんとう?
M!Hakuno: 日本のテルマエ・・・かな。そんな風なものだった気がする。
Nero: 極東はな島国か。うむ!そういえば、そなたの名は。響きからすれば、正しく極東のものであるな。
M!Hakuno: そうなのか。
Nero: うむ!そうなのだ!
M!Hakuno: すごいな。詳しいんだな、セイバーは。
Nero: 詳しいというか何というか、そもそもよの以前のマスっ・・・(sudden watery sound)
M!Hakuno: ん?
[The sounds of watery bubbles as Nero mumbles underwater. She resurfaces:]
Nero: な、なんでもないぞ・・・
[She returns to bubbling underwater]
Tamamo: あらあらなんともいじらしい?あの皇帝陛下、女可愛らしい顔したりするんですね?
Tamamo: あれですか?前のマスターの記憶があるんだがないんだが「ふわ!」としてた頃の話です、これ。
Tamamo: ふーん・・・いつまでもイチャイチャさせてるのもなんですし。こういうのはどうでしょう?
Rin: あら、何しているの、セイバー?
Nero: (with a loud splash) リ、リンか!?な、なんだ!?いるならいるといわのか!
Rin: へー、珍しいこともあるのね。いつもはあなたが迫って、ハクノくんがどちらかというとトマト感じだった気がするけど。今は、逆・・・なの?
M!Hakuno: 遠坂も回復か。
Rin: そうだけど・・・あ、あのね、あなた!女の子のはだかを前にして、あまり堂々としすぎるのは・・・
[The sound of wet footsteps]
Rani: はだかに、何か問題が?
Rin: あら。
M!Hakuno: 君は・・・
Nero: (with a splash) ラニっ!?二層で命落としたはずでは!?
Rani: ああ、それは・・・
[A clatter echoes. Cheerful music ends.]
Rani: ・・・気のせいです。
Nero: (with a splash) 気のせいじゃあったか!?気のせいで済めませみもどうかとおもうんか!まあ~無事で何よりである!しかし、傷煽ってよな。(splash)ならばテルマエだ!この世には、回復公館もある!
Rani: はい。では、遠慮なく。
[Gentle water sounds]
Rin: あなたとお風呂に入るなんてね。 (Gentle water sounds) あ・・・わ・・・!気持ちいい!
Rani: はい。これは心身共にあたたまってしまうと言わざるを得ません。いわゆる・・・ビバノンですね。<*https://www.nicovideo.jp/watch/sm10429834>
Rin: (Gentle water sounds) ふ、古いはね、いきなり。
Nero: (Gentle water sounds) なんだなんだ?何の話をしている?
[Gentle water sounds. Marching music starts.]
Nero: バビロン?・・・バビロンと申したか!?
Rin: お湯に入った時の・・・極東の・・・ん・・・なんていうのかしらね?うた?
Nero: ("Aye, I see" humming sound)
Rani: あっ
Rin: ど、どうしたのよ!?
Rani: 眼鏡が・・・曇って。何も見えません。
Rin: ・・・っ・・・っは・・・ちょ、ちょっと!笑わせないでよね、ラニ!
Rani: 眼鏡、眼鏡
[Rin giggles]
[A clatter echoes. Water sounds, and M!Hakuno grunts]
F!Hakuno: ふー。なんだか騒がしいのね。お風呂ぐらいゆっくり入らせてほしいものだわ。そうじゃない?
M!Hakuno: どうかな。
[Water sounds. The music shifts to a more pensive note.]
M!Hakuno: ・・・っていうか、きみ・・・だれだ?いや、どこかであった・・・あったことがある・・・よな?
F!Hakuno: (laughs) ナンパにしては古い手だね?
Rani: 眼鏡の視界復帰。(mechanical clicking sound)おや?岸波ハクノの隣でお湯に使っているあの女性は・・・
Nero: ん・・・?
[Slight water sounds. The music shifts back to its original march-like tune.]
Nero: え・・・えっ?(with a splash)あれって・・・白野ではないか!
M!Hakuno: セイバー?
Nero: えと、ちがう!カタカナのほうのハクノではなくて、漢字のほうの白野!
F!Hakuno: ん?セイバー久しぶり!
Nero: なーんだ!ムーンマイルラッダー、もしや、真の聖杯は、熾天の檻ではなく、ここにあったというのか!?(EXTREME SPLASHING)
Rin: 嘘でしょう!?
Rani: おおみるがいです。
F!Hakuno: みんな暴れない。お風呂はゆっくり楽しみましょう?
[A clatter echoes. Marching music ends.]
25:54
Track 8 電脳羅生門
Tamamo: とまあ、そんな感じで。時間潰し程度にはなりまして?
F!Hakuno: うん。なんだかよくわからないけど・・・どれも楽しそうな話ね。最後の話なんて、私まで出てきたし。
Tamamo: 与太話ですよ。こんなお話ありはしません。時系列だって事象だってめちゃくちゃですし。
F!Hakuno: 時系列?
Tamamo: (giggles "yes")
[Both of them stand.]
Tamamo: ここ、第四階層は、門の層。いわぱ(=いわば)、電脳羅生門。(footstep)口って言おうと門は門。時に閉ざされ、人の合い生みを止めようと。いずれ開かれてしまうもの。
[The sound of wood creaking. F!Hakuno grunts.]
[The sound of wind fades in. Grand music begins.]
F!Hakuno: 扉が・・・開く。
[Echoing pounding sound]
Tamamo: お行きなさい、か(=価?)がいい人。魂の輝く人。わたくしはあなたを止められはしません。だってもう、あなたは進むと決めている。五層にはまだ雨は降っていないし、六層は永遠無限の殺し合いを初めていないし、七層はマスターは眠っていない。(footsteps) あなたを待ち受けるのは、正真正銘、壊れる前のマスターとサーベント。揃いも揃った強敵ばかり。それでも・・・あなたはいってしまう。
F!Hakuno: うん。 (footsteps) ゆっくりさせてくれてありがとう、カスター。セイバーを待たせているから、もう行くね。
Tamamo: ええ。
[Footsteps]
Tamamo: いってらっしゃいまし、白野さま。
F!Hakuno: ん?
Tamamo: いいえ、なんでも。どうかお気を付けて、旅のお方。
[Grand music draws to a close, leaving only the sound of wind.]
[The sound of wind fades. The faint crackling of a campfire can be heard.]
Tamamo: 誰もいなくなってしまいましたね。独りぼっちは寂しい言ったら。さてさて、また・・・ここに旅人が通りかかるのは、一体いつになることやら?